先生
自分には恩師と呼べる人がいません。
大学のときはゼミに入ってなかったですし、高校のときも進路相談とかはあんまりやらなかったですし。
そんな自分の学生生活の中で一番良かった先生というのは、高校1年のときの担任の先生です。
その先生はとにかく優しかったです。
当時は500mlのペットボトルが出始めた頃で、自分の高校ではそのペットボトルを持ってくるのは禁止ということになってました。
でもゴミ箱とかロッカーの上とかにペットボトルが置かれていることがあって、最初のうちは生徒の自覚に任せていたのですが、ある日そのことについて話し始めました。
「いよいよ怒るのかな」
と思ったんですけど、その先生は
「しっかり頼むぞ〜」
程度のことしか言わなかったんです。
自分のクラスは先生のその優しさに触れ、その後ペットボトルを持ってくる人はいなくなりました。
授業のときもそうです。
その先生は英語のリーディングを教えていたんですけど、和訳で明らかに間違った答えを言っても
「う〜む、そうきたか〜、じゃあ一緒に検討してみよう」
って言って絶対に否定しないんです。
自分が今まで会ってきた中でダントツ1位で良い先生です。
逆に最悪な先生というのもいました。
それは中学2年のときの担任です。
最初は30歳くらいの女の先生が担任だったんですけど、1学期の途中から産休に入ってしまったので代わりにその先生(♀)がきました。
年齢は確か23か24歳。
年齢が若いということでかなりフレンドリーな感じでした。
当然生徒も敬語とかなしでフレンドリーに話す。
自分は「教師と生徒の関係はそんなんじゃダメだろ」と思っていたので、最初からその先生のことは苦手でした。
そして2学期に。
自分の中学では毎年文化の日に文化祭をやっていたので、約1ヶ月前から放課後は残って少しずつ準備をしていくんです。
本番まであと1週間と迫ったとき、自分のクラスは間に合うかどうかかなり微妙でした。
そこでその担任は自分が教えている教科(音楽)の時間を文化祭の準備に充てたんですよ。
生徒は授業よりも準備の方が楽しいので当然喜びます。
でも自分は「おいおい、本当に大丈夫かよ…」と思ってました。
その音楽の次の授業は社会。
社会科の先生は学校内で1番怖い先生でした。
当時自分は学級委員長をしていたのですが、
(先゚Д゚)「おい学級委員、ちょっと立て」
(☆´Д`)「…(立つ)」
(先゚Д゚)「何でさっきは音楽の授業だったのに教室からうるさい声がしたんだ?」
注:音楽は毎回音楽室での授業でした。
(☆´Д`)「………文化祭の準備を…」
(先゚Д゚)「はぁ?他のクラスは放課後だけちゃんと時間を決めて準備してんだぞ?お前のクラスは何やってんだ?はっ(失笑」
(☆´Д`)「…すいません」
(先゚Д゚)「とにかくあとで職員室来い」
その後文化祭前日までは準備が超忙しい&一番頑張らなくてはいけない学級委員長の立場だというのに準備などせずにいつも一番初めに教室を後にしてましたw
文化祭当日も自分も仕事はまったくせずに他のクラスのところばっかり行ってました。
その後も「朝の会や帰りの会のときにうるさい」とか言われて何度↑の社会の先生や教育指導の先生に呼ばれたことやら…
担任も何か言われてたと思うんですけど、その担任は「怒られてもかわまない、もっとやっちゃえ」みたいな人だったんですよ。
上記の先生たちに「お前がクラスをしっかりまとめていけ」とも何度も言われたな…
3学期の途中で産休で休んでいた先生が復活することでその担任はいなくなりました。
クラスの大半の人たちはその先生は「フレンドリー、面白い、楽」ということで人気があり、最後の日とかは皆悲しんでいました。
その担任も泣いていました。
自分は心の中でガッツポーズを繰り返していましたw
数日前からなんかその担任のお別れ会と開こうとか言ってたやつがいて、最後の日の放課後はその担任のお別れ会とやることになりました。
自分はその担任が泣きながら話しているときに帰る準備をしていたので、放課後になった瞬間に教室を出ましたw
なんか書いてるだけで嫌になってきた…